むくみ(浮腫)とは

私たちの身体の6割くらいは水でできていると言われますが、その言葉通り、約60兆個ある細胞の中や、細胞と細胞の間（組織間隙）、血液やリンパ液の中にもたくさんの水分が存在し、その間を互いに循環しています。 むくみとは、血管外へ水分がしみ出して細胞間の水分が多くなっている状態です。それは塩分の多い食事をしたときなど、体の中の塩分濃度を調整するために体が水分を溜め込もうとして起こるものや、筋肉疲労などでポンプ機能が弱くなっているときにも起こります。

医学的には浮腫（ふしゅ）と言います。

むくみ(浮腫)の原因

などが代表的なむくみの原因です。

人間はサルの頃の4足歩行から、進化して2足歩行になり、その結果、足にかかる静脈圧は上半身を含むのでおよそ2倍になりました。 この静脈圧に対して、心臓にまで血液を送り返すには原始的な筋肉ポンプ（足の筋肉の収縮と逆流防止の静脈弁によるポンプ）しかありません。
従って、椅子に腰掛ける時間が長くなると膝から下が常に床から垂直となり、筋肉ポンプは働かず心臓への静脈の還流が阻害される結果、静脈圧が上がり、血漿水分が血管外に漏出し、細胞間に溜まり込み、足がむくむのです。

むくみ(浮腫)への対処法

対処法としては歩行が足の循環改善法ですが、ケガや病気により歩けない、忙しく歩く時間が作れない・・・ということであれば、 むくみ軽減の対策として、手指によるマッサージはとても効果的です。

なぜマッサージが効果的なのでしょうか？

むくんでしまった状態というのは上記でも説明した通り、血管外へ水分がしみ出して細胞間の水分が多くなっている状態です。
様々な要因で体の各所に起こるむくみですが、血行促進やリンパの流れをよくしたりすることで滞っていた流れが良くなりむくみも解消されるということです。ですからマッサージが有効的なのです。

むくみを改善し、軽快な足取りとスッキリした足を手に入れましょう！