RICE療法
ケガをした時の対処法
ケガをした際の応急処置方法として基本となっているのが【RICE(ライス)】といわれる処置方法です。以下の名前の頭文字をとって”RICE”と言います。
- R (安静): Rest
- 患部に負担をかけぬよう安静を保ちます。痛いと感じた動作は、たとえ日常生活動作の範囲内であっても患部に負担がかかっていることがありますので注意が必要です。
- I (冷却): Icing
- 腫れや炎症症状が強い時は冷却が有効です。ただし、冷えすぎや痛みが増すときには過剰かつ無理な冷却は必要ありません。
- C (圧迫): Compression
- 必要に応じて当院での包帯や固定具にて圧迫を致します。サポーターや骨盤用ベルト等の販売、使い方のアドバイスなどもしております。
- E (挙上): Elevation
- 患部をなるべく高く上げておきます。重力や遠心力によって血液が末端へと流され、腫れがひどくなることを防ぎます。
- ケガの回復について 一般的にケガをした場合、受傷後約72時間は炎症期といわれています。この時期は腫れや炎症症状が増加する傾向にあるため、受傷直後よりも翌日・翌々日に症状が一時的に悪化する事があります。無理をせず休息をとっていただく事で炎症は次第に落ち着き徐々に回復にしてゆきますが、この時期に負荷をかけ過ぎてしまいますと炎症期が長びく可能性もあります。 軽い痛みだからと様子を見ていたら、痛みがひどくなったりなかなか治らなかったりするのはこういった原因によるものも少なくありません。そして様子を見ていてひどくなってしまった症状は回復にもより多くの時間が必要になってしまいますので、早めの受診をおすすめします。
- 冷却の行い方(1回約 20 分~ 30 分 24 時間以内の冷却を目安に行います) 冷却には氷を使用します。ただし、凍傷を起こす可能性もありますので水にさらして少し溶かすことで凍傷を防ぎます。氷はビニール袋などに入れて空気を抜き、患部にあてて下さい。 冷えすぎ対策として、患部以外の場所は保温しても大丈夫ですので衣服やタオルケットなどを使用して体が冷えないように注意しましょう。また、患部があまりにも冷たくて痛い場合は薄いハンカチなどで調節するのも良いでしょう。詳しくは当院スタッフまでお気軽にお尋ねください。
- 入浴について 急性期は、腫れがひどくなって痛みが増す可能性がありますので禁忌となります。また飲酒も血液循環が過剰に上昇して腫れなどの症状を悪化させる可能性がありますので、控えた方が良いでしょう。温めた方が良いのか、冷やした方が良いのか判断に迷われるような方には当院にてアドバイスも行っておりますので、施術の際にお尋ねください。
当院独自のオーダーメイド治療
当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身治療を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な治療法を相談しながらご提案していきます。