逆子の鍼灸治療
千歳烏山治療院では、逆子でお悩みの妊婦さんにお灸を中心とした専門の施術を行っております。
逆子の状態でお悩みの方で改善したいとお考えの方にお勧め致します。
逆子とは
赤ちゃんの頭が上になっている状態
おなかの中で胎児の頭が下になっている状態を頭位といい、通常はこの状態での分娩がほとんどです。 これに対し、頭が上になっている状態を骨盤位といい、頭位とは逆の状態であることから俗に“逆子”といわれています。 骨盤位での自然分娩は出産時に頭が出にくく、へその緒が圧迫されやすかったり、時間がかかったりする可能性が高まります。 また、分娩に時間がかかり過ぎると赤ちゃんが低酸素状態になって仮死状態や後遺症を引き起こすリスクもあります。 今日では胎児や母体の状態を考慮して、帝王切開での分娩を選択されることが多いです。
逆子(骨盤位)の種類
逆子で分娩を迎えるのは5%
殿位 | 胎児のお尻が子宮口に向いている状態です。 分娩時に胎児のお尻が子宮口を大きく開いてくれる事もあるので、経膣分娩が選択されることもあるようです。 |
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膝位 | 胎児の膝が子宮口に向いている状態です。 ちょうど立て膝をついているような姿勢になります。 |
足位 | おなかの中で胎児が立っているような姿勢になるものをいいます。 |
逆子の割合としては①殿位が 70 ~ 80% ②膝位が 20 ~ 30 %③足位が 1 %程度とされ、殿位をとる事が大半です
一般的に妊娠 28 週まではおなかの中の胎児も小さく活発に動く為、おなかの中でさまざまな姿勢を取っていることが多いです。
いわゆる逆子の状態であることも珍しくありません。
28 週以降には、胎児が大きくなり回転するスペースも徐々に小さくなってきて、大半が頭位(正常位)で安定化してきます。
さらに 30 週になる頃の逆子は全体の 10 %~ 20 %となり、そのまま逆子で分娩を迎えるのは 5 %( 20 人に 1 人)ともいわれています。
このように大半は頭位での分娩となりますが、逆子のままで帝王切開に至るケースもあるため、それを避けたいと考えている妊婦さんも多いようです。
お灸を使用した逆子施術をおすすめします
初診時28~31週までの鍼灸施術が効果的です
- 「逆子体操などに取り組んではいるもののそれだけでは不安・・・」
- 「手術の痕を残したくないし・・・」
- 「一度帝王切開になると次も帝王切開になる事が多いと聞いたので、なんとかなるのなら・・・」
とお考えの妊婦さんに、お灸を使用した逆子治療をおすすめ致します。
特に逆子施術の回転率は、初診時28~31週までに鍼灸を始めることが出来れば、32~35週以降に施術を始めたケースより明らかに高い効果が期待できます。
このような場合の鍼灸はできかねます
- 現在医師から安静の指示がある方
- 切迫早産・流産が予想される場合
- 前置胎盤・首に臍の緒が巻き付いている場合
※医師とのご相談の上ご連絡ください。※
お灸ってどのような事をするの?
昔ながらの伝統的な灸法で施術します
千歳烏山治療院では、透熱灸(とうねつきゅう)といって昔ながらの伝統的な灸法を用いて施術にあたります。
透熱灸はもぐさをお肌に直接乗せて行います。もぐさの大きさは米粒の半分くらい。その小ささに驚かれる方もいらっしゃいます。 もともと透熱とは、“熱が透(とお)る”という意味合いがあるくらいですので、全く何も感じないというわけではありませんが、専門の鍼灸師が温度を適度に調整致しますのでご安心ください。
逆子の施術は横向きで、お母様が楽な姿勢で行います。
至陰へのお灸は少し熱く感じる方が効果が出やすいです。 お灸を行うと胎動を強く感じます。
三陰交への刺鍼です。鍼が苦手な方はお灸を行います。
東洋医学からみた母子の関係
母子の関係は、「陰陽」の関係
東洋医学でいう「陰陽」の関係は、母子の関係にも当てはめて考える事が出来ます。
もともと陰陽とは、対する 2 組の関係を“陰”と“陽”に分けて考えることで、その依存性や協調性等のバランスを見ていく考え方です。
例えば“内”は“陰”、“外”は“陽”であることから、胎児は陰、母体は陽と捉える事が出来ます。 また、母体そのものも内(体内)は陰、外(体表)は陽と捉える事もできます。
つまり、陰陽で見た場合、お母さんの体調もしっかりと診ていかなくてはなりません。 具体的には冷えや疲労など、母体そのものの陰陽バランスを整えることで母子関係の陰陽バランスも整えます。
足には冷え症や生理痛などに良く効くツボが集まっております。 婦人科領域の疾患に対して、足へ刺激を与える施術が女性生殖器に多くの影響を及ぼすと数多くの研究報告から示されています。
なお、逆子が治った後も状態を安定させるため、継続しての施術を受けることをお勧めいたします。
逆子の診断を受けられた際は、お早めにご相談ください。
逆子の鍼灸施術の料金一例
逆子施術(灸のみ) | 2,200円(税込) 初診問診料 別途1,650円(税込) |
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逆子施術(鍼・灸) | 4,840円(税込)(使い捨て鍼代含む) 初診問診料 別途1,650円(税込) |
表記はすべて税込みです。
※ 掲載のコースメニューは一例です。
下記以外にも、症状にあわせた様々なコースがございますので、料金表には上限の記載はありません。
当院独自のオーダーメイド施術
当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身調整を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な施術法を相談しながらご提案していきます。