パーキンソン病
パーキンソン病は、便秘を治せ!!
パーキンソン病を治すために、まず「便秘」の鍼施術
パーキンソン病の施術の為に、当院ではまず「便秘」の施術を行います。交感神経を過剰に緊張させてしまう便秘は、パーキンソンの症状を悪化させてしまう恐れがあるからです。
当院の鍼施術では頭部の施術を重視して行いますが、まずは全身を施術し、循環を促したうえで頭部の施術をおこなっていきます。
全身施術は血流改善の促進、副交感神経優位による腸の運動の促進をおこし、便秘の解消に繋がります。
便秘が改善されると、副交感神経の機能が高まり、睡眠の質が向上します。そして、しっかりと睡眠がとれることにより、疲労回復、食欲増進から表情がスッキリとしたものへと変化していくのです。
パーキンソン病の原因とは?
病理学的には、【中脳】の黒質における神経変性疾患の1つと言われ、身体を動かすドーパミンという神経伝達物質が減少することで発症します。そして、根本的な施術法は未だ確立されていません。
かつては、肺炎の併発や喉に物をつまらせてしまって死亡する例も多かったようですが、現在では、パーキンソン病が直接の死因となることはありません。
ただし、歩行時に転倒して大怪我をしたりする危険性が高まったり、薬の副作用に悩まされたりすることが懸念としてあります。
また、進行していく症状の為、思い通りに体が動かない事で不安定な精神状態になることも稀ではありません。
大切な事は身体の施術と心のケアをしっかりと行い、この病気と上手に付き合っていける環境を整えていく事です。
- 体動の困難
- ベットでの臥床、車イスでの生活となり全面的介助の必要があります。
- 振戦(安静時振戦)
- 安静時に手足の震えがあるものの、動作時には震えは減少、消失します。
- 筋固縮(歯車様)
- 筋のこわばりや関節を動かした際にカクカクとした抵抗感が現れます。(歯車様現象)頚部、上肢・下肢の筋に頻発します。
- 無動(仮面様顔貌)
- 姿勢変換等、動作が全般的に遅くなります。意欲が下がり顔の表情の変化も乏しくなります。 (仮面様顔貌)
- 姿勢・歩行時障害
- 歩行時に前傾姿勢となり歩幅が狭く、歩行速度も下がります。進行例では足が前に出ない(すくみ足現象)も出現します。
当院で行う鍼灸施術
便秘施術の主なツボ
気海 (きかい) | おへその下指2本の所にあります。 |
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天枢 (てんすう) | おへその左右5㎝の所にあります。 |
関元 (かんげん) | おへその下指4本の所にあります。 |
大腸愈 (だいちょうゆ) | 腰の1番下の骨(5番)とその上の骨(4番)の間の両側指2本の所にあります。 |
※これで約80%便秘は改善されますが、さらに運動神経回復のために以下のツボも使用していきます。
足三里 (あしさんり) | 膝のお皿の下の外側の凹みから指4本下にあります。 |
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三陰交 (さんいんこう) | 内くるぶしから指3本分上に上がった所で骨に際にあります。 |
行間 (こうかん) | 足の親指のつけ根の関節の外側にあります。 |
合谷 (ごうこく) | 手の親指と人差し指のつけ根の凹みにあります。 |
内関 (ないかん) | 手の甲側の手首の真ん中から肘へ向かって指3本の所にあります。 |
百会 (ひゃくえ) | 頭のてっぺんにあります。 |
四神総 (ししんそう) | 百会から前後左右に指2本離れた所にあります(計4箇所)。 |
これらのツボを使い便秘とともに全身の循環機能を高めていきます。
通院のペースは?
まずは1週間に2~3回は来て頂きたいと思います。早い方で2ヶ月程度で便通が良くなり食欲が出てきます。 また、睡眠もしっかりとれるようになり、手足の震えも消えてきます。なによりも顔も表情が変わってくることがわかると思います。
当院独自のオーダーメイド施術
当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身調整を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な施術法を相談しながらご提案していきます。