自律神経失調症への鍼灸
自律神経とは、心臓を動かしたり汗をかいたり、自分ではコントロールできない自動的に働く神経のことです。
自律神経は活動する時に使われる「交感神経」と、休む時に使われる「副交感神経」の二つに分類され、必要に応じて自動的に切りかわって働くようになっています。
その自律神経のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称のことを『自律神経失調症』といいます。
『自律神経失調症』とまではいかずとも、過度の精神的ストレスや気候変動による肉体的なストレスにより自律神経のバランスが崩れ、『自律神経失調症予備軍』の方が多くいらっしゃいます。
下記にあてはまるものが3つ以上ある場合は要注意です。
自律神経失調症の症状
- めまい、ふらつき、立ちくらみ
- 動悸・息切れ
- 微熱・発汗・冷汗
- 全身倦怠感
- 頭痛、頭重感、頭ののぼせ
- 耳鳴り
- 不眠
- 食欲不振
- 月経不順
- 過呼吸
心理的症状
- 不安感
- イライラ
- 緊張
- 過敏
- 抑うつ気分
自律神経失調症の原因
この病気の原因としては、
- 体質的に自律神経系が不安定
- ストレス・過労がたまっている
- 不眠などで生活リズムが不規則
- 女性で性ホルモンの周期が不規則(更年期など)
東洋医学的な自律神経失調症の施術
気長に少しずつ体質を改善していきます
まず、全身のバランスを整えるツボを選び施術していきます。
身体のバランスが整えば、自然に疲労感や局所の痛みが取れるという東洋医学的な考えからです。
最近、NHKの特集でも取り上げられましたストレス緩和のツボ『百会』にも鍼をします。
『百会』に鍼をすると、身体の力が抜けやすくなります。
その他にも、不眠には不眠に効果的なツボ、イライラには気持ちが落ち着くツボ、と諸症状に合ったツボを選び、合わせて施術をしていきます。
一度の施術ですべての諸症状を改善させるというよりは、気長に少しずつ体質を改善していくような施術になります。
自律神経失調症に良いとされる食べ物
ビタミンB群(豚肉の赤身、ほうれん草、あさり・シジミのお味噌汁)
ビタミンBは、神経の働きを正常に保つ働きがありますが、強いストレスが続くと急激に消費されますので、たっぷり摂るようにして下さい。また水に溶けやすい栄養素なので、お味噌汁にすると上手に摂取できます。
ビタミンC(アセロラのジュース、苺、柿)
ストレスが加わると、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンを分泌して全身の抵抗力を高めます。この合成に欠かせないのがビタミンCです。普段からビタミンCをたっぷり摂ることが、ストレス対策になります。
ビタミンA(レバー、うなぎ、人参)
自律神経失調症自律神経をコントロールし、症状を緩和させる効果があります。
ビタミンE(アーモンド、いくら・たらこ、青魚)
自律神経をコントロールし、症状を緩和させる効果があります。
カルシウム(牛乳、チーズ、小魚)
イライラを鎮め、不眠解消の効果があります。
料金
メンタル鍼灸 (自律神経調整) | 7,150円(税込) 使い捨て鍼代含む |
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初診 問診料 | 1,650円(税込) |
当院独自のオーダーメイド施術
当院では、マッサージ、整骨、鍼灸、カイロプラクティックを組み合わせた全身調整を推奨しておりますが、患者様の症状に合う最適な施術法を相談しながらご提案していきます。